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【徹底解説】第二新卒の転職で学歴は重要?人事責任者が教えます。

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悩んでいる人

転職にあまり学歴関係ないって聞くけど、
第二新卒の場合はどうなんだろ。

悩んでいる人

学歴に自信がないけど、第二新卒としてうまく転職できるのかな…?

このようなお悩みを解決します。

本記事の内容

・第二新卒の転職における学歴の影響度

・学歴が重視されるケースとされないケース

・第二新卒の転職で企業が見ているポイント

この記事を書いた人
  • 株式会社オモワクの創業者
    (転職エージェント)
  • 自身も4回転職を経験
  • 3社で採用・人事責任者を経験
  • 約10,000人と面談・面接を実施

Twitter: 福尾 翔/ワクワク転職エージェント@FukuOsho

今回は第二新卒の転職における「学歴」について解説していきます。

新卒採用においては、何やかんや言われながらも学歴が持つ影響力は未だに高いと思います。まだ働いたことがないため、共通の尺度として学歴を用いるためです。

一方で、転職においてはあまり学歴は関係ないと聞くことありませんでしょうか?専門的な知識や経験、高い成果を上げている方でしたら、自社においても活躍してもらえるというイメージがつくので、学歴をあまり考慮しないことが多いです。

では、第二新卒の場合はどうでしょうか。

まだ経験値も少なく、実績もあまりない状態。でも既に社会人としての経験がある。転職において学歴は強く関係するのか、あまり見られないのか。

私自身、3社にて採用・人事責任者を務めてきた経験からこのあたりについて説明していきますね。

目次

結論:第二新卒の転職において、学歴は少なからず影響する

実は第二新卒に明確な定義はありません。一般的には新卒入社3年以内の方のことを指します

一般的な転職においてはあまり学歴を重要視しない傾向がありますが、この第二新卒層においてはまだ社会人経験が浅いため、一つの基準として学歴を用いられることがあります。

第二新卒と一括りにしていますが、その中でも学歴が重視される度合いは異なってきます。

①入社3年目(社会人経験2年以上3年未満)
②入社2年目(社会人経験1年以上2年未満)
③入社1年目(社会人経験1年未満)

このように第二新卒を分解したとき、①→③にいけばいくほど学歴を求められる度合いが高まります。

社会人経験が浅ければ浅いほど、実績やスキルが伴っておらず、企業からしたら新卒とあまり変わらないように捉えられるのです。

そうなると、ポテンシャルを測る材料として学歴を考慮するケースが増えるということですね。

次に、その中でも特に学歴を重視されるケースについてお伝えしていきます。

第二新卒の転職で学歴を重要視されがちなケース

第二新卒の転職において、学歴が重要視されるケースとそうでないケースがあります。

まずは重要視されるケースからお伝えしますね。

①大手企業

新卒採用の時も大手企業は学歴を重視する傾向が強いですが、第二新卒の転職でもその傾向は継続しています。

理由は大手企業は転職市場において人気が高く、非常に多くの応募が集まります。

結果的にすべての候補者について細かく吟味することが時間的に難しいため、一定の学歴で線引きをするケースが多いです。

人事ポイント

大手を目指すなら、新卒入社3年以上の方が書類選考通過率がグッと上がります。

もちろん実績も重要視されるので、今の職場で着実に成果を出していきましょう。焦りは禁物。

②新卒入社1年以内の超短期離職

社会人経験1年未満の場合、研修期間も考慮するとほとんど成果や実績がなくスキル面でのアピールが難しいです。

そのため、企業としてはポテンシャルを計るために学歴を参考にすることがあります

ただし、学生とあまり変わらないスキルセットであれば、採用費用を考えて翌年の新卒採用で多めに採用するという判断をする企業が多いのも事実です。

つまり、入社1年未満での転職は学歴問題の前にそもそも転職市場ではなかなか厳しい戦いになることは理解しておきましょう。

人事ポイント

よほどの理由がない限り(法律に触れるようなこと)、1年以内での転職は踏みとどまった方が選択肢や通過率が向上します。想像以上にハードルが高いですよ。

③専門性や高度な内容を求める場合

人事や法務、マーケティングなどの専門性が高い業種や、コンサルや事業開発などの高度な思考が求められる職種へ第二新卒で転職する場合、学歴を重視されることがあります。

「未経験可能」と求人票に記載があったとしても、(その代わり学歴みるからね)ということもよくあります。

人事ポイント

専門職種を目指すのであれば、少なくとも近しい経験をしていることが条件になることが多いです。
高度な思考を要する職種を目指すのであれば、近しい思考を通して何かしらの実績を出していることが前提になります。
目指す仕事によって求められることが変わるので、まずは「業務において何が求められるか」そして、自分にそれが身についているかを確認しましょう。

思考停止

輝かしい学歴がないと第二新卒で転職できないの…?

そんなことはありませんよ!
学歴をあまり重要視しないケースもあるので解説していきますね!

第二新卒の転職で学歴をあまり重要視されないケース

学歴をあまり重要視しない採用を行う企業もあります。その理由や背景をまとめてみました。

  • 知名度が低く、採用に苦戦している
  • 採用にあまりお金をかけられず、人手が足りていない
  • 業績好調につき、人を増やして更に成長を加速させたい
  • 労働集約型の事業なため、人が多くなればなるほど売り上げが伸びる

このように、様々な理由・背景により学歴を重要視しない企業があるので、学歴に自信がない方でも転職は可能です。

その中でも企業規模と職種に分けて、学歴をあまり重要視しない企業の特徴について解説しますね。

中小企業やベンチャー企業

中小企業やベンチャー企業(設立して数年程度)は知名度も低いことや人手が足りていないケースが多いです。

そのため、あまり募集時にはハードルを高くせず、より自社とマッチしているかを求める傾向が強くなりますね。

学歴に自信がない方は大手企業に固執するのではなく、中小・ベンチャー企業を視野に入れると選択肢が増えますよ。

人事ポイント

実は、世の中の企業の99.7%が中小企業と言われれいます。もちろんこの中に素晴らしい企業も非常に多いので、会社規模で選ぶのではなく、事業やビジョン、企業文化などで選択していくことをオススメします。

営業職・技術職・販売職

この3つの職種は比較的学歴をあまり重要視されない傾向が強いです。

それぞれについて簡単に解説しますね。

営業職

まず求人数が非常に多いです。どの会社でも営業職の募集を行っており、人事確保に非常に注力しています。

また、実力主義の風潮が強い世界なため、結果が出せるのなら学歴は関係ないと考える企業が多いです。

さらに、成果を出すことによって早く昇進したり、インセンティブが支給されたりする点も魅力的です。

人事ポイント

営業を一定年数経験すると他企業への転職において有利になったり、他職種へのキャリアチェンジもしやすくなるのでオススメです。(私もキャリアの初めは営業でした)

技術職

いわゆるエンジニア職です。今や情報社会と言われるように、次々とIT化が進んでいます。

世の中の需要に対して対応できる人材が足りていない状況である点や専門性やスキルを重要視するため学歴をあまり重要視しません。

人事ポイント

未経験募集のエンジニア職も多く見かけますが、しっかりと内容を吟味するようにしましょう。エンジニアと言っても業務は非常に多岐に渡り、場合によってはあまり専門性やスキルが身につかない業務に長年アサインされる可能性もあります。

販売職

アパレルや小売、携帯販売などが該当します。これらの職種では主にコミュニケーション力を重要視するため、学歴不問のケースが多いです。

一方で他職種に比べ収入がやや少ないという点が挙げられます。

ですが、接客を極めていくことで店長などのマネジメント層に昇給していくことや、経験をもとに営業職などにキャリアチェンジもしやすいため、多くの可能性を秘めている職種だと思います。

人事ポイント

コミュニケーションスキルを磨くことはどの職種にも応用できるため、学歴や業務実績に自信がない方にはオススメな職種になりますよ。

どんな職業でもコミュニケーションは発生しますので。

第二新卒の転職で企業が見ているポイント

企業側は第二新卒の採用の際にどのようなポイントを見ているのか、私の人事経験や現在の転職エージェント事業での経験からお伝えしていきますね。

記事の冒頭に記載した通り、第二新卒の中でも経験年数によって見るポイントが変わってくるので、3つに分けて説明いたします。

入社1年未満での転職の場合

前提として入社1年未満での転職は応募を受け付ける企業が非常に少ないです。逆に言うと選択肢が限られてしまうため、致し方ない理由がない限りは転職をオススメしません

ですが、そのような状況の中でも転職を成功させた方、企業は何を見ているのかを簡単にまとめました。

  • 転職理由に納得性があるか
  • 熱意やポテンシャルを感じられるか
  • 笑顔や声の大きさなど、印象がいいか
  • ビジネスとしてのコミュニケーションが取れるか(礼儀など含)

そして、今回のテーマである「学歴」はかなり影響してくることを実感しています。

いわゆる高学歴の方であれば1年未満の経験でもポテンシャルが高いと評価され、書類選考の通過率がかなり高くなります。

入社1年~2年未満での転職の場合

社会人2年目での転職においてみられるポイントは上記の1年未満の項目に加え、1年間でどのような経験・実績を出したのかについては見られる比重が高まってきます。

しっかりとした成果が出ていない場合でも、目標に向かって何をしたのかという行動面での再現性を確認されることが多くなります。

一方で、学歴については高い成果や実績を出されている場合はあそこまで影響が出なくなってきます。

人事ポイント

結果を出す、もしくは、数字を使って行動量を示す(1日200件テレアポしてました等)のアピールポイントがない場合は学歴への比重が高まります。

学歴に自信がない方は、まず現職にて実績を作るよう行動しましょう。

入社2年~3年未満での転職の場合

社会人経験2年以上になると、学歴<実績を重視する傾向がかなり高まります。以前は3年未満であれば学歴を重要視する傾向が強かったのですが、転職自体が当たり前になってきた昨今では2年以上の経験があれば実績を見られます。

逆に言うと、学歴に自信がある方でもこの間に実績やスキルを身に着けていなければ、転職は難しくなることがあります。

つまり、即戦力に近しい採用基準になってきているので、学歴に自信がない方でもチャンスが広がります。

人事ポイント

「まだ第二新卒の範囲内だから」とタカを括っていると、企業からの見られ方のGAPに苦しむことになります。

自分自身が2年以上の業務経験の中で他の人に比べてアピールできる点を探していきましょう。

あなたの強み探し、一緒にやりますのでいつでもご相談ください。

まとめ:第二新卒の転職で学歴は影響するが、それだけで決まるわけじゃない

今回は第二新卒の転職において学歴が重要視されるのかについて解説してきました。

第二新卒の中でも経験年数によって、その影響力が変わってくることをご理解いただけたかと思います。

ただし、学歴自体は今から変えることはできません。自信のない方は学歴以外のアピールポイントを作ればいいのです。

そのために実績を作ることを目標にして頑張ってみてください。その努力が実れば、もっと自分らしく働ける場所がみつかることと信じています。

最後に少し宣伝ですが私たちオモワクは第二新卒の転職支援実績も多数ございます。徹底的に寄り添ったサポートをしていますので、興味があればこちらよりご登録をお願いいたします。

みなさんの転職活動がよりよいものになるよう願っております。

今回は以上です!

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